メディアへの寄稿履歴 地域メディアとのお付き合い

【2015年11月25日 南日本新聞 ”南天” 掲載】
地元のコミュニティーFM「おおすみFMネットワーク」でレギュラー番組を担当してもう3年近くなる。コミュニティーFMは別名「地域FM」とも呼ばれ、地域の特色を生かした番組を放送している。「おおすみFMネットワーク」は、主に大隅半島の情報を提供する小さな放送局である。NPO法人として運営されており、スタッフは全員女性である。
地域FMとのお付き合いは3年前、地元の「法人会」に頼まれて出演したことがきっかけで始まった。私の話がまあ面白かったらしく、その日のうちに次の番組を頼まれたのである。
2度目の出演の後、今度は私から責任者のIさんに「地元の経営者向けに、いろいろと発信したい情報があるので、定期的な番組をやらせてくれませんか」と提案してみた。何回か打ち合わせを重ね、しゃべる内容は税務や会計ではなく、地域の経済や経営についてのコンテンツにしたのである。
番組のタイトルは「未来を見据えよう、先見経営のすすめ」というちょっと大げさなものになってしまったが、私が伝えたい内容にはぴったりであった。さてそれから月日が流れ、今も番組は続いている。
先般、情報発信の重要性についてこのコラムで書いた。考えてみれば私は、新聞やブログに書くこと以外にも「しゃべる」という行為で、もう何年も情報発信(アウトプット)していたことになる。
番組は毎月第1水曜日、朝9時から30分間、私が準備してきたテーマについて、女性パーソナリティのMさんと掛け合いでおしゃべりする。放送直前に5分くらいざっと打ち合わせをして、ほぼアドリブで終わりまでもっていくのだ。Mさんは大変聡明な女性で、私が提示する内容は大抵瞬時に理解してくれるので話しやすい。
マイ情報のアウトプットとして、これからも打ち切られることのないよう充実した中身で続けていこうと思っている。