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連載コラム MCコラム第46話 自らの企業資産をどのように表現するか―表現方法には「静」と「動」がある―  Ⅰ

 

 

私はこれまで、自らの持つ有形無形の企業資産について様々な形で情報発信すれば、それがそのまま有効な販売促進策になりますよ、とお勧めしてきました。

自主発信が可能なSNSなどのデジタル媒体を駆使しつつ、地方紙へのコラム出稿、地域FM局への出演などアナログ媒体を絡ませていけば、それこそ唯一無二の存在感を世間に印象付け、有意な自己演出とすることも不可能ではありませんよ、と申し上げてきたのです。

 

自己演出というとあまりいい言葉に聞こえないかも知れませんが、正当な内容の正当な情報発信に基づいているのですから、何ら臆することなく積極的に取り組んでいけばいいと考えてください。

マスメディアへの出稿や出演なども、先方の事前審査を通過しているので、発信する情報に対してのチェック機能もちゃんと働いていることになります。

 

とはいっても、自社を外に向かってアピールする方法や手段は、上記のような媒体だけではありません。

もっと基本的な媒体・・・というよりツールがあるのです。

ひとつはペーパーツールとしての会社案内や商品パンフレットです。

これらのいわゆる「紙もの」は、基本的かつ昔からあるツールです。

 

これらのラインアップがきちんと揃えられており、かつ的確で充分なレベルになっているでしょうか。

会社案内や商品パンフレット、価格表など、必要な種類が準備されており、そのデザイン、コピーライト、わかりやすさ、手軽さ(或いは重厚感)などがしっかりと考えられたものになっているでしょうか。

 

企業の販売促進戦略を考えるとき、こういった昔からあるツールに関しても「質」を問われる時代になってきました。

「とりあえずあればいいだろう。」の世界では通用しなくなりつつあります。

 

逆にこれらの質が悪ければ・・・例えばデザインなどに気を配っていなかったら「うわっ、パッケージがダサい!」と、中身を確かめる前に商品へのアプローチそのものをを遮断されてしまう可能性も出てきます。

特に、今の若い世代や女性に関してはそういった傾向が強いのです。

 

デジタル媒体のホーム基地ともいえるHP(ホームページ)にしても同様です。

そもそものデザインが悪ければ、一発で「ダサい会社」との判定を下されかねません。

もちろんHPの機能はそれだけではなく、アクティブに動かしているかどうか、といった条件も要求される訳ですが、とにもかくにも初めから見た目いい印象のものが設置されていなくては話にならないことになります。

 

つづく