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連載コラム MCコラム第91話 社長の「装い」と「情報発信」の関係について―「見た目」の重要性を改めて考える―  

 

海江田博士 立姿

 

もう6年くらい、FM放送のレギュラー番組を持っている私ですが、今年の5月からもう一本準レギュラー番組を持つことになりました。

月に一回準レギュラーのゲストとして出演する30分番組です。

 

この番組には、先日初めてゲスト出演し、私を招いてくれたパーソナリティーといろいろとお話したものの、時間の経つのがあっという間でした。終わった後、全くしゃべり足りなかったなあ、と思っていたのがどうも私の顔に出ていたようです。

そうしたら、彼の方から

「だったら、いっそのこと準レギュラー扱いで定期的に出てみませんか。」

と、いうことになったのです。

 

さて、こうやってラジオ番組など、いくつかのメディアルートを持っている私ですが、メディアに出る際に心掛けていることがあります。

それはいったいどんなことだと思われますか?

 テーマの設定?言葉のチョイス?しゃべり方?・・・もちろんそれもあります。

しかし、少し意外に感じられるかもしれませんが、実はその際(出演する際)の服装なのです。

 

テレビならいざ知らず、ラジオなんて聴取者から見える訳でもないのに何故?と、思われるかも知れません。確かに見える訳ではないのですが、私なりのこだわりがあって昔から心掛けていることなのです。

 

一つには、現在番組を持っている別のFMラジオのスタッフが全員女性ということがあります。彼女たちと、できるだけ良好なコミュニケーションを図るためにも、ファッションはある程度きちんとしたものである方がいいだろう、という私の判断です。

 

もう一つは、番組の冒頭「入り」の際に、コンビを組んでいるパーソナリティーの女性に、私がその日着ているものをちょっといじってもらう、という効果もあります。タイムリーなテーマを取り上げることも多いので、そのときの季節感とファッションを一致させるという、私なりの配慮でもあるのです。

 

以前、私が所属している業界(コンサルタントとは別の)の広報を担当していたとき、5,6年続けてテレビに出演したことがありました。このときは、私にスタイリストさんなど付く訳もないので、自分なりにかなり考えて服装には気をつけたものでした。

 

そのテレビ番組の収録は、12月中に行なわれるのですが、放映は年が明けてからになるために、真冬の恰好ではなく、少し春らしい装いを意識しました。メディアに出るということは「業界の顔」という責任もありますので、結構細かいところまで気を使ったものです。

 

さて、話は戻りますが、ラジオといっても、放送中或いは放送終了後スタジオ風景などスタッフさんと一緒に撮影する機会も多いため、適当な恰好で済ますという訳にはいきません。撮影した画をその日しゃべった内容と一緒にSNSにあげたりもします。

つまり、メディアに出るということは「見た目」も含んだ総合的な「情報発信」の場、と位置付けることができるのです。

このように、いざマスメディアに登場する際には、あらゆるケースを想定し、気を配っていく必要があります。

 

このコラムを掲載しているコンサルタントグループのサイトの中にも、「ビジネスエグゼクティブが相手に与える印象」を専門に、プロとしてのコンサルティングなさっている方もいらっしゃいます。(確か女性だったと思います・・)私の場合、アマチュアではありますが、自分なりに「見た目」には気を使っているのです。

 

ところで、新しく始まるFM番組のパーソナリティーは男性二人組で、実は私の顧客でもあります。しかもこの二人、本業はファッション関係、セレクトショップのオーナーなのです。

 

女性ではなく男性、とはいっても相手は「着ること」のプロですので、気を抜くことはできません。ラジオ放送(生放送です)の最初のつかみは、やはりその日着ているものの話題から入ることも多いため、私の方もきちんとしたファッションで望むつもりでいます。

まあこんな風に、私は「装い」というものを、適度な緊張感を持って楽しんでいるのです。

 

ところで、経営者ともなれば、メディアに登場するしないに関わらず、普通の人以上に世間の注目を集めます。

「情報発信」では、「言葉」を駆使してこちらの思うところを伝えますが、その内容を理解してもらうまでにはどうしても一定の時間を要します。

しかしながら、「装い」の方は、ほぼ「見た目」一発で印象が決まってしまいます。確かそこにかかる時間は最初のわずか数秒、という統計結果も出ていました。そのパワーは決して侮れません。

 

「情報発信」も「装い」も、外に向かって何かを発信する、という点では同様の意味と重みがあります。

せっかくの「情報発信」の内容に自信があったとしても、「見た目」で損をするとすれば、それはいかにも残念なことです。

「情報発信」にかける情熱に負けないくらい、社長はご自身の「装い」にも気を使ってもらいたいと思います。