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連載コラム MCコラム第237話 世はまさにパーソナルメディアの時代―情報の受け手だけではなく、発信者になろう―  

 

2021年最初のコラム執筆です。今年も大いに情報の発信者として活動したいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 

さて、2020年後半、私の最大の関心事はアメリカの大統領選挙でした。

このコラムであまりイデオロギー的な話はしたくありませんし、またすべきではないのでしょうが、アメリカのトップが保守系になるか、或いは左派的な革新系になるかは、世界はもちろんのこと、日本の経済や政治、社会にも大きな影響を与えかねないと感じていましたので、他人事ではないという気がしたのです。選挙前の予想では、アメリカのマスメディアはこぞって保守系であるトランプ大統領の不利を伝えていましたが、私がインターネット等で知り得た情報では、彼の人気は高く、おそらく圧勝だろうという予測でした。11月3日、投票が行なわれ開票が進むにつれて、予想通り現職のトランプ大統領が圧勝の勢いでした。ところが、最終的に蓋を開けてみると、民主党のバイデン氏に軍配が上がったのです。これには、私だけでなく世界中が驚いたのではないでしょうか。

 

さて、それからが大変でした。アメリカも日本もマスメディアは、新政権の誕生ということで、1面トップで報じ、まるでアメリカが生まれ変わらんばかりの報道ぶりです。しかし、郵便投票のプロセスや集計における怪しい行動の数々、また開票の途中から機械によるカウントの推移があまりに不自然だったために、トランプ大統領が敗北を認めない、という事態になりました。これに対して、日米のマスメディアは「見苦しい、潔くない、未練がましい・・」といった非難の連続です。

マスメディアの論調に反して、この選挙結果に何か釈然としないものを感じていた私は、この頃から情報を主にネットから取るようになりました。

バイデン新政権の誕生が確定したかのようなマスメディアの報道ぶりにはどうしても納得がいかなかったからです。

 

そうやって、情報を取るようになると、マスメディアによる報道とはまるで違う世界が展開されていることがよくわかりました。今回のアメリカ大統領選挙後の混乱ぶりは、まさに壮大なスペクタクル映画を観ている以上のドラマが展開されていたのです。大規模な不正選挙が行なわれたことは確実で、日が経つにつれて、膨大な不正に関する証拠や証言が提出され始めたのです。それも噂とかフェイクとかいい加減なものではなくて、下手をすれば証言をした当人が偽証罪に問われかねない「宣誓証言書」を伴なってのものです。

 

さてここから、私にとって2重3重の驚きが始まります。

それは、まずこれだけの不正の証拠が提示されたことへの驚きです。

次に、これだけの証拠が提示されたのに、立法府である議会、取り締まるべき行政府としての警察機構(FBI等)、そして司法を代表する裁判所とそこに所属する判事たち、の三権がほとんど正常に機能しなかったということです。

アメリカは民主主義の基本である三権分立のお手本のような国だと思っていたのに、これは私にとって衝撃でした。いや、この情報を知った多くのアメリカ国民も日本国民も同様に驚いたのではないでしょうか。

 

ただこれは、遠いアメリカで起こっている現象であり、それについての情報です。それをアメリカのマスメディアがバイアスのかかった報道の仕方をしようがどうだろうが、私にとっては遠い国で起こっている現実です。

しかし、私が身近なところでさらに驚かされたのは、こういった世界を揺るがすような大変な動きを日本のマスメディアがまったく報じないという事実でした。

選挙後になんかちょこちょこっとした小競り合いが起こっているらしい、というレベルの話ではありません。

アメリカやその影響下にある日本の未来も大きく変えかねない騒動が起こっているのに、メディアがまったくそれを報じようとしないのです。

それはもう見事なほど沈黙を保っていました。

 

私は、アメリカのマスメディアのように、トランプ寄り、或いは反対であればイデン寄りでもいいから、日本のメディアもスタンスをはっきりさせて、もっと報道をすればいいのに、というつもりはありません。

どっち寄りということはどうでもいいから、現実に起こっていることくらいちゃんと報道しろよ!という気持ちなのです。

私はそれがメディアの持つ最低限の役割だと思っていました。

 

これに対して、途中でかなり言われ始めたのが「陰謀論」ということでした。

この選挙は明らかにおかしい!という声に対して、冷ややかに起こったのは「そんなのは根も葉もない陰謀論だ。」という論調です。これはマスメディアというよりは、主にネットの世界で言われたことです。「そんなドラマみたいな話が現実にあるわけがない。トランプ支持者が作り上げた陰謀論だ!」という論調でした。

しかし、現実が次第に明らかになってくると、当初言われていた陰謀論どころではない事実がどんどん判明してきたのです。

 

そもそも歴史はこの「陰謀論どころではない」現実が起こって、塗り替えられてきました。1980年代に「やがてソ連は崩壊するよ。」という話をしたとして誰が信じたでしょうか。9,11が起こる前に「イスラム原理主義者が民間航空機を乗っ取ってテロを企てているらしいよ。」と言ったとして、誰が納得したでしょうか。

歴史は常に陰謀論の上を行くくらいの現実が起こって変わっていっています。

おそらく、今回も、陰謀論として一笑に付した連中が、びっくりして飛び上がるくらいの事実が提示されていくのではないかと思います。

 

さて、話を戻しますと「情報に関するマスメディアの役割」ということになります。

その点に関して、マスメディアがまったく機能を果たさないばかりか、アメリカにおいてはフェイクニュースによって、トランプ大統領を陥れようという動きまで起こっています。そうなると、マスメディアが当てにならないばかりか、彼らの意図的な操作によって、多くの購読者が騙されてしまう懸念まででてくることになるのです。

 

そこで、ますます重要性が増していくのは、確かな現実を細かく発信してくれるネットを通じたパーソナルメディアということになるのです。

政治系のユーチューバーが、自分の得意な分野や守備範囲の中から拾ってくれたリアルな情報を、こちらでそのパーツとパーツをつなげていけば、ある程度明確な形になった情報が見えてきます。今回の大統領選挙がまさにそうでした。

真面目に良心的に選挙に関する情報を集め、それを発信してくれるキーパーソンが何人もいたので、随分正確なところが掴めたのです。

その間、私が購読している新聞はほぼ1行もそういったニュースを報じることはありませんでした。テレビに至ってはスイッチすら入れていないので、報道がされているのかいないのかもわかりません。

 

私は、マスメディアはよほどその姿勢を変えなければ、ますます多くの支持を失っていくだろうと考えています。

ただ、あまり期待はしていません。

今のマスメディアにそれほど自浄作用があるとは思えないからです。

それよりはパーソナルメディアとしての情報の収集と発信の方に関心があります。今回のアメリカ大統領選挙は、政治の分野であり、ことが大き過ぎるのと遠く離れた国のことだったので、受け手に回りましたが、今後、ビジネス系のテーマであれば、発信者として役割を大いに果たしていきたいと思っています。皆さんもぜひパーソナルメディアの良き発信者となってください。