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連載コラム MCコラム第36話 アウトプットの必要性とその価値について考える ―それが必要な2つの理由―Ⅱ

 

世の中の経営者が、アウトプットをしようとしない理由には2段階あります。

一つは、そもそもそんなアウトプットが必要などとは考えていない、ということです。

これは、大半の経営者がそう考えているのではないでしょうか。

「俺は自分とこの商品やサービスをマーケットに送り出す(作ったり売ったりすること)のが仕事であって、俺の頭の中のことなど世の中に知らせてもしょうがないだろう。」

と考えるのが普通なのでしょう。

確かに普段の仕事に関しては、そう考えて当然です。

また、自社の商品やサービスを市場に提供するのは、何も社長だけの仕事ではありません。会社全体で取り組んでいることです。製造部門には製造の、販売部門には販売の責任者がいるはずです。限られた範囲であれば、彼らにもアウトプットは可能です。

 

しかしながら、社長のアウトプットは社長にしかできません。

もちろん、前述のように気の利いた社員にも自社の専門分野のアウトプットくらいはできるでしょうが、社長が行なうそれとは全く異質のものです。経営者の場合、その幅の広さや専門性の深さの点で、伝える視点や中身がまるで違います。

それを聞きたい、知りたいと思う人は世の中に社長が想像している以上に存在するのです。

さて、社長のアウトプットを聞きたい知りたい人は大勢いると書きましたが、このことが、「世の中の経営者が、アウトプットをしようとしない理由」の二つ目に対する回答でもあります。

 

二つ目の理由は、世の中の社長は、自分の発するアウトプットがそんなに有効なものだと考えていない、というものです。

アウトプットが必要、といくら説得されても、そんなことが自社の業績アップにつながるとは思えない、というのが大半の社長の感想ではないでしょうか。

ところが、上で述べましたように、社長の発するアウトプットを聞きたい、知りたいと思う人は案外多いのです。人は皆、他者の専門分野についてそれほど知りません。

専門家は日々自らの専門性につき合っているので、それが当たり前になって、他人も同じように知っているかのような気分になるのです。しかし、相手は所詮素人です。社長が思っているほど専門分野については知っている訳ではありません。

それではその素人はどう考えるでしょうか。

その専門性が今まで聞いたこともないような珍しい話であり、伝え方が分かり易くて興味の持てるものであれば、面白い、もっと知りたい、という心理状態になるのです。

 

これが、世の中の経営者が、アウトプットをしようとしない理由の2段階、

「一つは、そもそもそんなアウトプットが必要などとは考えていない、二つ目は、自分の発するアウトプットがそんなに有効なものだと考えていない。」

ということに対して

「いや、そんなことはない。アウトプットは極めて有効です。」

と、主張する私の回答です。

 

社長のアウトプットは、自社の販売促進戦略上極めて必要なものであり、外部にそれを求めている人がいる以上、かなり有効な手段なのです。

このアウトプットが有意義に行なわれるよう、コンサルティングするのが私の仕事です。

是非、世の中の多くの経営者に、アウトプットの醍醐味を知っていただきたいと思います。