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連載コラム MCコラム第275話 「情報発信(アウトプット)」によって得られる利得とは―劇的な発展を生むわけではないが・・・―  

コロナ禍の中でもマスクをつけての生放送。

 

今、世間で「GAFAM」というアルファベット文字を見ない日はありません。

GAFAMとは、IT企業の雄である5社(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)の頭文字を取った呼び名のことです。

これらの企業は、20世紀後半から、中には21世紀に入ってから創業されており、その後短い間に劇的に成長発展したものばかりです。これらは、単にIT企業の雄というだけではなく、あらゆる世界的企業群の中でもその株価、つまりは総資産において世界のトップランクなのです。

 

これらの企業がこんな短期間にここまで発展成長したのは、なんといってもコンピュータ及びその機能が発達したからであり、加えてインターネットの普及がその背景にあることは間違いありません。実際、情報取得、物流、処理業務等においてこれらの企業と接点を持たない日はなく、あれだけ発展した理由が私たちの日常においても実感できるのです。

 

さて、私たちの事業活動を振り返ってみたとき、こういった成長発展を自分の事業に対して想定できるのか、ということです。いつの時代も、常に新しいビジネスの芽というものは存在しますので、そこにいち早く気がついて、他者に先んじて仕掛けた者がその果実を手にすることができます。冒頭の「GAFAM」の創業者たちは、そのスケールにおいて最も大きい事例と言えるでしょう。

 

ただ、私がここで言っている「新しいビジネスの芽」というのは、上記の創業者達が仕掛けたような壮大かつ独創的なものである必要はありません。現在行なっている事業についても、常になにかしらの改善点や新規に取り組むべき発見というものはあるのではないでしょうか。そこへ向かっての小さなチャレンジの繰り返しが、私たちレベルの成長発展にもつながる、と考えるべきです。

 

私がかねてよりお勧めしている「情報発信(アウトプット)」への取り組みというのは、まさにこの私たちが挑戦可能な「小さなチャレンジ」ということになります。「GAFAM」のように劇的な発展はなくても、確実な成長発展につながることは間違いないのです。

 

とはいえ、私たちがこういった挑戦によって手にするであろう堅実な成長発展も、「GAFAM」と無縁というわけではありません。というのは、例えば私が推進している「情報発信(アウトプット)」の場合、間違いなく「GAFAM」のいずれかが開発したシステムやノウハウといったものを、なんらかの形で必ず使用することになるからです。

 

そもそも私が提唱する「情報発信戦略」などというものは、この「GAFAM」が登場するまでは、考えることさえ不可能な企業戦略でした。というのは、個人レベルや個々の企業において「情報発信(アウトプット)」の手段というのが著しく限られていたからです。

 

情報を届けるとすれば、その手段は、文字、音声、映像、といったことになります。別の言い方をすれば、言葉、画(静止画、写真イラストなど)、動画といった手段を使うことになります。これらをペーパー或いは電波に乗せて、然るべき相手(消費者、マーケット)に届けていたわけです。

 

ところがその媒体は、かつてはほぼマスメディアに限られていたために、発信したい情報をそれらのメディアに託すしかありませんでした。広告宣伝の世界はそうやって大きく発展してきたのです。これまで、その媒体を取り扱う各メディアや広告の制作や配信に専門的なノウハウや大きな権限を持つ代理店などは、この世界で絶大な影響力を発揮してきました。

 

ところが「GAFAM」の登場によって、その世界が大きく変わりつつあります。

「情報発信(アウトプット)」が、個人あるいは個々の企業レベルにおいて可能になったからです。

今や、マスメディアや大手広告代理店の影響は、急速に衰えつつあります。

 

個人事業や個々の企業単位で行なう「情報発信(アウトプット)」と、マスメディアや大手広告代理店に頼らざるを得ない広告宣伝とはどこが違うのでしょうか。

いろいろな切り口で説明できるのですが、大きな違いは、双方向性、自己完結性、連続性といったことになります。

 

双方向性というのは、広告宣伝がマス媒体を使ったこちらからの一方的な「打ちっ放し」であるのに比べて、「情報発信(アウトプット)」は相手の反応を直接聞くことができます

コメントや質問を受け取ることが日常的に可能になります。この特徴を利用することによって、より緻密な販売促進につなげることができるのです。

 

自己完結性というのは、「情報発信(アウトプット)」から上記双方向によるやりとり、販売、決済までを一気通貫で行なうことが可能であるということです。

やろうと思えば、ほぼ他者の力を借りることなく取引を完結させることが、自らの力だけで可能になるのです。

 

連続性というのは、広告宣伝が比較的短期の刹那的なものであるのに比べて、「情報発信(アウトプット)」は、こちら側にその意思がある限り、続けることが可能です。

事業活動において、伝えたい情報がいくらでもあるのにも関わらず、他者の媒体を使用するとなればその費用は馬鹿になりません。しかし、「情報発信(アウトプット)」は、自らの意思でいくらでも続けることができるのです。

 

上記列挙してきた「情報発信(アウトプット)」の持つ特性或いは特徴といったものは、世の中に「GAFAM」のような事業の存在があって初めて成立します。「GAFAM」自身は、その提供してきたノウハウ、事業性において、世界的な企業に上り詰めるまで大きく発展してきました。今、私たちは、その事業サービスを利用することによって、私たちなりの堅実な成長発展を手にすることができるのです。

 

中でも「情報発信(アウトプット)」は、ほぼコストをかけることなくこれらの企業が持つ機能を利用することが可能であり、その効果は確実なものになります。

「GAFAM」のような劇的な発展を手にするわけではありませんが、これを利用することで得られる利得というものは、現代ビジネス社会において看過することはできないのです。